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「データ通りに打っているのに、麻雀の実力が伸びない!」という人に伝えたいことをまとめてみた

先日、ゆーせーさんがIKEDAさんの牌譜を検討している動画を見た

youtu.be


もう、IKEDAさんの「データを使ってるけど勝てない!」って感じが
まんまちょっと前の俺すぎて、むずがゆかった。


多分ゆーせーさんはこういうデータに嵌ってしまった人の気持ちとかわかんねえんじゃねえかなとも思った
戦術本から麻雀覚えた人特有な気もするんだ。こういうのって

 

そしてこの戦術本症候群は自分一人ではなかなか治らない。
俺は 4年くらい治らなかったし、その間麻雀の実力は硬直したままだった
でも治し方が分かればもっと早く脱出できたとも思ってる

 

なので、勉強しているのに全然上達しない!という人に向けて、
「なぜデータだけでは勝てないのか」
と「こうすれば多分治る(俺はこれで治った)」というのを説明していく

 

いやお前上からもの言ってるけど、誰だよって人向けに、
ブログ主の経歴は以下に置いておく
・天鳳8段(最高9段)
・天鳳打数12000戦(鳳凰6000戦)
・メンバー経験少々
・DORA麻雀トータル勝ち額4ケタドル

 

www.lazyandshortest.com

 

 

www.lazyandshortest.com

 

では、始めます


なぜデータだけでは勝てなくなるのか

戦術本とか読んで、
両面テンパイは押し!とか、親には5200愚計からゼンツとか
1シャンテンからテンパイは天地の差とか

いろいろセオリーを学んで、それをもとに、「最強の麻雀システムを作った! これで俺は誰よりも麻雀が強いはずだ!」と意気込み、
でもなぜか6段どまり。7段言ってもすぐ蹴とばされる。
フリーではテキトーに打ってるおっちゃんに負けることも多い
心当たりありませんか? 俺はあります。まさに5年前の自分でした

 

当時の自分を振り返ってみると、
自分の頭では考えたことがなく、本に書いてあること、天鳳位が打っていた打牌。
それらをマネすることが麻雀の上達の近道だと、本気で信じていました。

 

実際、それは途中まではあってるんです
戦術本(当時で言えば小倉本、福地本、現代麻雀技術論、)を読んで、
速度重視の、テンパイ即リー、ベタオリorゼンツ戦法を繰り返せば、中級者(4.5段)くらいにはなれます
なぜかというと、基礎の基礎が出来ていない人にはそれで勝てるからです

でも、6段、7段あたりからさっぱり勝てなくなります
そりゃそうですよ。だって、周りも似たような量産型デジタルがうようよいて、ときどき本物の強者も交じってるんですもん
勝ち越せるわけないですね

 

でも、もう本に書いてあることは大体やったんですよ。
伸びしろがない!でも勝てない!
そんな心境でしたね

 

でもまあ、今はなんやかんやあって、マシな麻雀が打てるようになりました
とりあえずフリーでおっちゃんに負けることはないですし、鳳凰卓でもちょっとは勝てるし
何より、ほとんどの局面において打牌選択の優劣が分かるできるようになりました。

後ほどいいますが、本に書いてある知識だけだと、対応できない手牌や状況ってめちゃめちゃ多いので
本や牌譜で学んだこと以外でずっとエラーをし続けることになります

自分が強くなれたのは、そういうエラーが減ったのが大きかったと今では思います。

 

前置きが長くなりました
とりあえず自分がデータ信者の気持ちがが分かること、
そして伸び悩み不器用状態から脱出する方法を知っていることが分かっていただけたと思うので、
そろそろ本題にはいります

 

なぜデータ通りに打っているのに、実力が伸びないのか。

もう一言で言います。

「データが載っていない部分で大量にミスをしている(損をしている)から」
です

どゆこと?って感じですよね。具体例を挙げます

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例えばなんですが
IKEDAさんの牌譜検討動画でいうとこの3sを鳴くかどうか


自分は鳴いてもいいんじゃないかなと思ったんですよ
IKEDAさんが言ってましたが、「3s鳴かないと相当あがれなさそう」です
その通りです。
多分現代麻雀技術論あたりや福地本、堀内本をなぞれば、「鳴いた方がいい」って書いてあるんじゃないかな

ただ、これを鳴くこと自体は確かに得なんですけど、
結構小さい得なのも確かだし、
さらに鳴いた後大きなミスをしやすくなる というデメリットがあるんです
今言ったことは、あんまり本では書かれてないんじゃないかと思います

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鳴いた後大きなミスをしやすくなるというのは例えばこの状況ですね

このリーチに対して1シャンテンで2mを押すか
この辺って、あんまり本に書いてないですよね?  
まず2mの危険度が分からないといけません


もしかしたら平澤本の読みの本とか読めば、(ちなみに自分は読んでないです。なので例えと思ってください)
「あー序盤1m切ってて、5mも切れてるから2mが当たるケースって少なそうだな」と読めるかもしれません

でも、同時に本当に2mを押していいの? 本には1シャンテン押しは悪って書いてあったよな? 1m現物だけど・・・
みたいな、感じでわけわかんなくなるんですよ

まあでもほぼアンパイだろう!みたいな感じで2mは切れたとして、これは?

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IKEDAさんはここから8sを切ってました
理由は「4sを押すのはさすがに押しすぎだが、8sならそこまで危険度高くなさそうだし、
もし8sを切った後テンパイしたら愚計1500点でもゼンツしたほうが得になるから」というもの

わ、わかる~! 俺もそう考えてたことがありました


さて、まず仮に8sを切ったあと、12巡目位に4pが鳴けたとして、4s押すことは本当に得なんでしょうか
現代麻雀技術論ではやや得くらいだったと思うんですが

まず「4s切った方が得」理論には抜けている思考が何個かあります

 

①現代麻雀技術論の押し引き表は、ベタおりvsゼンツ の比較なので、
1m切って、4sにくっつけて押すのほうが得なんじゃないか?という思考

 

②これ、終盤だけどそれでも押すのが得?
押し引き表って序盤中盤終盤と押し引きが分かれていた気がするけど、正直全部覚えてらんないし 
結構終盤だと、押す牌の危険度がめっちゃあがってたり、
自分の和了率がかなり減ってたり、ツモられ率(親被り率)も減ってたりと、
自分が押す価値がぐっと下がるので、

 

③ましてや天鳳  本当にちょっと局収支が得程度で押していい?
局収支がどれほど得なら、天鳳ルールでも押した方が得なのか?みたいなのも本には書いてない(多分)
逆にフリーだと「こんなの押していいの?」みたいな手だけど、白ぽっちあるから押すみたいなことも出てくる
つまり何が言いたいのかというと、天鳳って押せる手が減るんですよ

 

さっきの3s鳴くかどうかの場面に戻りますが、
鳴いた後の押し引きがちゃんとできる人はこの3sを鳴いた方がいいですが
鳴いた後手組や押し引きでミスる可能性があるなら、途端に鳴いた方がいいのか分からなくなります

3sを瞬間的に鳴いた方がいいってのは本で書いてあったにしても、
それ以外の3sを鳴くことによって発生する、数々の難問の解き方は本に書かれてないわけですから、ミスをするわけですね

 

めちゃ長くなりました。まとめましょう
つまり、学習したことを完ぺきにこなしても50点くらいしか取れないってことです

んで逆におっちゃんとかはピンフはダマにしちゃったりして、本に書かれている分野は30点しかとれてないけど
それ以外の分野で40点くらいとってるから、勉強は完璧な学生より強い。
というわけです

 

データ頼りを脱却して、強くなるためにすべきこと

じゃあどうすんの?って話ですよね。
単純ですよ
本に書かれている以外の分野を学んでいけばいいんです

 

そんなわけで、学び方も書いていきます

 

強い人が言語化した戦術を見て自分のものにする


麻雀って、手組、押し引き、鳴き、読み、状況判断
がすべての状況で完璧なら最強なわけです

でも戦術本に書いてあることだけだと全然状況に対応できません

戦術本に書いてあることだけ取り入れたシステムは脆弱すぎるんです

 

そこで、強者の思考をパクりながら、もっと完璧なシステムをつくりましょう

 

手組を解説している麻雀が上手い人 の動画を見るとか
押し引きだったらこの人かなとか

補完的に勉強をしていく必要があるわけです

 

できれば天鳳だったら天鳳で強い人を参考にした方がいいですね
そういう意味ではゆーせーさんとか最高です
zeroさんとか木原さんとか、あとまた本になっちゃいますけどお知らせ本とか
「ここがシステム化できてない!」ってところを明確にして、学習する感じです

 

あと強者の「打牌」じゃなくて、「思考」を知ることが大事です
牌譜を見ても「なぜその牌を打ったか、鳴いたかがわからないと、全く意味がないです


アサピンさんの牌譜を見ると、まあよく鳴いてます。
遠い仕掛けもしますし、そんなとこ鳴くの!?みたいなところも鳴きます

でもそれを見て、「鳴きが強いんだ!」「もっと俺も遠い仕掛けしよう」!って考えるのは浅はかなわけです(なお、俺は1年前くらいまでずっとこの思考に陥ってました)


牌譜を見て学ぶのは、打牌の優劣がある程度わかる上級者向けなので、とりあえず今は
ブログとか、動画とか、牌譜検討をお願いするとかそういう方向性で、強者の思考を入れていきましょう

 

微差は微差だと放っておく

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例えばこの手牌で、どのターツを切る?ってなるとするじゃないですか
ここで、1-4mと5-8mってどっちのターツのほうが和了しやすいか 
みたいなデータを知っていることより


親の捨て牌を見て、危険じゃないターツを切ったほうが有利だから、23m切ろうってなる方が強いわけです

数字的根拠なんかないけど明らかに得なんですから

 

アサピンさんの解説とか聞いてると。確率が〇%とかあまり言ってなくて結構文系的な解説してるんですよ。
そしてその文系的な思考を突き詰めて圧倒的に勝ってるわけです

なので、微差はとりあえず置いときましょう。大事なのは大差の選択です

そして、「大差の選択が何か」がわかるために、強者が押し引きや打牌選択する際に何を理由に選択しているかを、見聞きすることが大事なんです

個人的に太字で言った部分はウルトラ大事だと思ってます。
天才は感覚で大差をかぎ分けますが我々凡人はそれが出来ません。だから強者から学ぶ必要があるんですね

 

1000点愚計はゼンツとベタおりどっちが得か?という知識より
「警戒した方がいい鳴き手ってどんなのかな?」とか
「役牌ってどういうときに鳴かない方がいいのかな」とか
「南場でトップ目の時に先手愚計リーチって打っていいのかな?」とか

そういう、頻出だけど本にあまり書いてなくて、でもおそらくミスするかどうかで差が結構つく事柄を
優先的に考えましょう


まずは打点型で


特に中級者の場合はとにかく分かりやすい麻雀を打った方がいいです
分かりやすい麻雀っていうのは、
好形や高打点などの「良い手」をできるだけ早く作って、全力で殴る という麻雀です

 

特に高打点を作ることの意識をもって、手組をすると、
「高打点が作れたから押し。無理だったから撤退」という感じで押し引きもシンプルになります
この辺はzeroさんが何度も言ってきたことですね


いや、1000点あがりにも価値はあるでしょと思うかもしれませんが、
「鳴いた後ミスをしない1000点なら」の話です
小林剛はミスをしないからガンガン1000点を仕掛ければいいですが

あなたはどうですか?自分はミスります。


それなら最初からミスしにくい方向性に持っていけばいいんです
お知らせ本に書いてある表現を引用すると(うろ覚え)
「鳴かずに手を進めて、先手リーチが取れなかったら13枚でベタおりする。これが簡単で強い」
なわけです

 

まあただ、全く鳴かないのもそれはそれで勝てません。
でもまずは鳴かずに速くて高いリーチを作ることに慣れ
そこから鳴いたほうが大差な手牌とか状況って何なんだろう?ってインプットしていけば
効率的に「バランスの良い」麻雀が打てるようになります


まとめ


ごちゃごちゃ言ってたので、最後にまとめます
まず、鳴きを大幅に減らしましょう  
鳴いていい時は、鳴いて満貫あるときと、打点が必要ない状況での鳴いて1シャンテンくらいを基準とする感じで最初はOKです

 

そして速く、高くリーチを狙う手組を意識しましょう
孤立字牌を切って、ブクブクに構えて、ドラや赤やタンヤオなどの打点アップは意識しつつ
テンパったら大体リーチ!する。 これだけです。
安全牌持ったりするのは鳳凰卓あがってから勉強するでも良いと思います

 

あと大事なのは「何が分かってないのかを明確にする」ことです
多分、本読んでるけど勝てない!って人は、大体「システム化好き」だとおもいます
別にシステム化は自分も好きなんでいいんですが
どうせシステム化するならもっと徹底的にやりましょう

実戦で、「あれ?これって本には書いてなかった気がするけどどう判断すればいいんだろう?」
と悩んだら、悩みっぱなしにするんじゃなくて強者がいう正解を調べましょう
ブログでも動画でも牌譜検討でも。なんでもいいです

ただ、打牌の理由が分かるメディアに絞って勉強しましょう
間違ってもMリーグを見て、勉強しようと思っちゃいけません。
天鳳位の牌譜もやめましょう

以上です

 

一応凡人代表として、牌譜検討も受け付けてます。基本的に私は暇人なので、気軽にどうぞ

 

www.lazyandshortest.com